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寝屋川市中学生殺害事件に思うこと

大阪寝屋川市の中学生殺害事件は、痛ましい事件だったが、

犯人に狙われるきっかけになったのは、

少年少女が深夜や未明に出歩いていたことである。

逮捕された山田浩二容疑者は、8月13日早朝に寝屋川市駅前で

被害者の2人を自らの軽ワゴン車で連れ去ったとみられている。

街中では(街中ではなくてもだが)、不審者に十分注意しなければ、

少年少女がこのような犯罪に巻き込まれる恐れがある。


被害者となった女子中学生の平田さんは、家族との関係に悩んでおり、

友達と外泊を繰り返していたと報じられている。

同じ中学生の星野君も平田さんと一緒に夜通し駅前のベンチで過ごすことがあった。

それでも、注意する大人はいなかったという。

事実、容疑者に連れ去られたと思われる13日未明に

寝屋川市駅前アーケードを歩く姿が防犯カメラに映されていた。


首都圏の条例では、23時から翌朝4時までの深夜に

青少年の外出を制限しているが、保護者への努力規定に留まっている。

警察が深夜に子供を保護したところ、親は、

「子供が悪いことをしていないなら放っておいて欲しい」

というようなケースが多かったという。

これでは親としての責任を放棄しているとしかみなせない。

それぞれの家庭で、それぞれの事情はあるだろうが、

「悪いことをしていなければ、夜中に子供が何をしていようが構わない」は、

子供を自由にノビノビ育てているというのとは違う。

夜中に遊び回っていること自体が悪いことだということを、親は認識すべきである。

一番悪いのは、もちろん犯人だが、

親の子供に対する教育、躾けの欠如が大きな原因のひとつだと思う。

このような事件が起こって一番悲しむのは親である。

悲しむことのないように、親は親としてのモラルを高く保って、

子供を躾け、教育し、守ってあげてもらいたい。


責任放棄した親に罰則を与えたほうが良いという意見もあるようだが、

なんでもかんでも法で縛り付け、管理するのは如何なものか。

それよりも、もっと社会全体が子供の教育に関われる環境を構築すべきであろう。

今回の事件を教訓に、

親が子育てに より強い意識を持ってもらえることを期待する。