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またも政治と金問題、甘利大臣辞任

甘利明経済再生担当相は28日夕、

千葉県の建設会社から口利きを依頼され、

見返りに現金を受け取ったとする週刊文春の報道について内閣府で記者会見した。

甘利氏は秘書の一人が建設会社から受け取った300万円を費消していたことを

明らかにし、そのうえで秘書の監督責任や国政の停滞などを理由に、

閣僚を辞任すると表明した。



後を絶たない『政治と金』問題による閣僚辞任だ。

甘利氏は安倍内閣の中枢の一人で

TPP締結交渉では、強気の折衝で大筋合意にこぎ着けた功労者であり、

その時の姿はまだ記憶に新しい。

安倍内閣にとっては痛い辞任劇であろう。

一人の国民としても残念である。

しかし仕事が出来るからといって倫理に反することをしても良いわけではない。


人には欲があり、一つの欲が満たされると次の欲が頭をもたげる。

議員の多くは初めて立候補した時に

「市民のため、国民のため」「街を良くするため、国を良くするため」

といった気概に溢れていたはずである。

それが議員に当選したことで一つの欲が満たされ、次の欲、次の欲となっていくのだ。

甘利氏のように閣僚議員にまで上り詰めれば、

名誉欲は満たされ、残るは総理大臣の椅子と金ということになるのだろう。

しかし議員は国や国民のために働き、税金から給料を得ている。

そのことを分かったうえで議員になったのだから

議員としてやってはならないことをすれば、それなりの罰を受けるべきである。

一般市民も賄賂を受け取ったり、渡したりすれば罪に問われるのだ。


このような政治と金問題が公になっても議員を辞職した者はほとんどいない。

辞職した議員は最近では、あの号泣元県議くらいではないか。

議員としてやってはならないことをしたのだから

大臣を辞するだけではなく、自ら議員を辞するべきであろう。

本来ならば法で定め、罷免させるべきではないだろうか。

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政治と金問題は、いつになっても無くなることはないだろうから

罷免された元議員は罪の重さにより5~10年は再立候補できない、

もしくは永久に立候補できないくらいの決め事があっても良いのではないか。

と思うが、自分たちの身に対しては甘いのが国会議員だから

残念ながらそれは未来永劫あり得ないことだろう。