ぴ~まん’s ワールド

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福岡飲酒運転事故

両親は必死に救出しようとした…。
福岡市東区の「海の中道大橋」で、25日夜発生した幼児3人が死亡した家族5人車転落事故。
4回海に潜り、沈んでいくRV内から何とか2人の子どもを救い出した母。
立ち泳ぎで子どもを抱きかかえ救助を待った父。
しかし、陸に上がったわが子の体は冷たかった。
海中から見つかったもう1人の子どもも、助けてあげることはできなかった。
愛(いと)しい3人を一度に失った両親は、ただ泣き崩れた。

「ヘッドライトがまぶしいと思い、ルームミラーを見ると猛スピードで車が接近して来た。
直後にものすごい衝撃と体に痛みを感じた」
大上哲央さん(33)は救助された後、事故の様子を親族らにこう話した。

哲央さんは追突直後の記憶が、そこでいったん途切れている。
気が付いたときは海面に浮いていた。
どうやって車外に逃れたのか覚えていない。

視界の中には頭部分を海中に突っ込んだかたちで転落したRV。
後部荷台の窓ガラスは追突の衝撃からか大破していた。
「子どもが! 子どもが! 」
大声で叫んでいた哲央さんの妻かおりさん(29)はそこから車内に潜り込んだ。

哲央さんが運転、かおりさんが助手席。
3人の子どもは後部座席に乗っていた。
1回目、かおりさんは長女紗彬ちゃん(1つ)を車内から引き出し、哲央さんに引き渡す。
2回目、二男倫彬ちゃん(3つ)も引き渡せた。
3回目、残る長男紘彬ちゃん(4つ)を引き出そうとするがうまくいかない。
車が沈み始める。
「いかないで…」
すがりつくように4回目に挑んだ。
だが、海中に沈んでいった。

レスキュー隊員が投げ入れた浮輪にしがみついた大上さん夫妻。
叫び声が夜の海に響いた。
「もう1人中にいる! 助けて! 助けて! 」
2人の子どもを抱えたまま、通り掛かった漁船に救助された哲央さんとかおりさん。
紘彬ちゃんも26日午前2時前に海中から引き上げられ、子ども3人は福岡市内の2つの病院に搬送された。
しかし、だめだった。
「ひろー!」「ともー!」
治療室のカーテン越しに、わが子の名を呼ぶ哲央さんの叫び声が響いた。


=2006/08/26付 西日本新聞夕刊=
西日本新聞) - 8月26日17時0分更新
この記事は fairy_miyoko さんのブログ記事よりコピーさせていただきました。



なんとも言い様のない痛ましく、悲しい事故。

個人的には加害者を責め立てたい!
酒を飲んで運転しても「自分だけは大丈夫」という甘い考えがあったのだろう。

これに似たことは、人間なら誰にもある。
「ちょっとくらい大丈夫だよ」

が、車はただでさえ凶器になる!
今回のように殺人に至ってしまうことがある!
ましてや飲酒!

認識が甘い!甘すぎる!

しかも、市の職員がである。

三人の命は永遠に戻らない。未来も無くなってしまった
ご両親、ご親族の将来も暗い闇との戦いになってしまう
当然、加害者の人生もメチャクチャである

これは殺人事件だ!

酒を飲むということ、車を運転するということがどういうことなのか、加害者は解っていない。
私自身も、もう一度考えたい。

ご両親の心痛(心痛などという言葉では足りない)を考えると、言葉が出ない。