平成23年度より現行の学習指導要領が改定され、ゆとり教育 が見直される。
①「生きる力」について文部科学省、保護者、社会の間に十分な共通理解がなかった。
②子供の自主性を尊重するあまり、指導を躊躇する教師が増えた。
③総合学習は各学校で十分理解されていなかった。
④必修科目の授業数が減少した。
⑤家庭や地域の教育力の低下への対応が十分でなかった。
小学校では、国語、算数など主要教科や体育の授業時間が増え、5年生からは週1時間の英語が始まる。
小学生のうちから英語を勉強することが良いことなのか?
英語以前に国語力アップ(日本語の美しさ、正しい言葉遣いなど)に力を入れるべきではないか!?
週1時間で英語に馴染むことが出来るのか?
中学校では、主要5教科と体育が増え、特に英語は週4時間になる。
英語が週4時間になっても教える中身が改善されなければ意味がない。
日本人が外国語に疎いのは日本語と外国語の発音の違いもあるが、実践英語の教育不足が原因ではないか?
国語力が足りず、言葉の意味が理解出来ないから本を読まない。
自分の気持ちを言葉で表現出来ないから、相手に攻め込まれた時に反論出来ずキレてしまう。
頭の中で計算出来ないから、社会に出て事後予測が出来ず問題を起こしてしまう。
学校教育と併せて家庭教育が将来の人間形成に大きく影響する。
保護者も教師も教える目的をきちんと持って、子供たちに勉強する意味や勉強の仕方も教えていかなければ、
学力低下、モラルの低下には歯止めが掛からない。