２週間ほど前、持ち帰り専門のとんかつ屋さんのポイントカードがいっぱいになった。
最後の１ポイントは店員さんがおまけで押してくれて
| ラッキー！ |
そして今日また買いに行こうとポイントカードを探したら
どこに置いたっけ？
| 無い！無い！無い！ |
どこに置いたっけ？
またボケたか？
どこにやったか頭の中でグルグル探していた。
アリッ？
そういえば２週間くらい前に洗濯したパンツのポケットからボロボロになった紙くずが出てきた。
| あ～っ、あれかぁぁぁ！？ |
たしかにあの日、受け取ったポイントカードをポケットに入れた覚えがある。
仕方がないからポイントカードは諦めて買い物に出た。
とんかつ屋さんの店員さんのおばちゃんに
「先々週、いっぱいになったポイントカードをもらったんだけど
洗濯しちゃって無くなっちゃった。
駄目だよねえ？」
洗濯しちゃって無くなっちゃった。
駄目だよねえ？」
と、もしかしたらの密かな期待を持ちつつ聞いてみたら
「ああ、お客さんのことは覚えてますから良いですよ」
と新しいポイントカードにスタンプを全部押して
「今日使いますか？」
と言う。
「えっ、良いの？
はいっ、今日使わせてもらいます。
ありがとう」
最近はマニュアルに従ったことしか出来ない店員さんが多い中、
客を大切にするうれしい接客のプロに巡り会えた。
（そんな大げさなことではないか！？）
（そんな大げさなことではないか！？）
得したから言うわけではないが、
| 接客サービスのお手本だ |
