ぴ~まん’s ワールド

仕事も遊びも楽しくやろう 楽しくなければ人生じゃない

時代の変化と価値観の相違

私が生まれ育った時代は、世の中が(日本が)急成長しようかという時だった。

幼い頃は食べ物も限られたものだったし、遊びや遊び道具も自分達で工夫していた。

親や先生は絶対的な存在であったし、

悪さをすれば近所のおばちゃんに怒られることも多々あった。

物が少ない時代だったから物を大切にし、友達を大切にする意識が強かった。

私は家庭はもちろん、住んでいた地域の人たち、作られた教育環境の中で育ってきた。

そして成長過程で世の中は、今ほどではないが豊かになり便利で快適なものへと変わっていった。


片や私の親世代は貧しい時代に育ち、戦争という大きな出来事に巻き込まれ苦労の連続だった。

私は良い時代に生まれ、育ったといつも思う。


現代の若者達は生まれたときには既に物が豊富にあり、情報も簡単に入手できる、

昔とは比べものにならない便利で快適な環境になっていた。

だから私達と価値観が違っているのは当然のこと・・・・と頭では分かっているのだが。
(私の親世代とは天と地ほど違う)


私が育ってきた環境は家庭、地域、社会といった広い範囲の中だったが、

今の人たちは家庭、個人といった小さな範囲に留まっている。

社会の変化がそうさせたのだが、そのために自己中心的な世の中になってしまったと思っている。

そしていじめや事件が陰湿化、凶悪化しているのもその自己中心が招いているのではないか!?


私達の若い頃は車を持つことが大きなステータスであった。

女の子にもてたい一心で車を買い、おしゃれをしていた。

そのためにアルバイトや仕事に精を出していたものだ。

だが、今の人は車なんか欲しくない、女の子にもてたいとも思わない

という考えが多くなっていると聞く。

高いお金を出して車を買っても維持費は高い、駐車場代も馬鹿にならない、乗れば乗ったで渋滞ばかり。

メリットは少ないと言う。

女の子と付き合うのも面倒臭い。

女の子に気を使って疲れるくらいなら自分自身が楽しいと思えることに時間もお金も費やしたい。

ということのようだ。

まさに価値観の相違だ



結婚観もまったく違う。

私の親世代は家と家の結びつきで、親が決めた相手と結婚することが多かった。

私の世代では結婚相手は自由になったが、結婚しないと社会から認められないという風潮があった。

そして今は結婚はしなくてはならないものではない。

結婚しなくても生きていくのに障害は無い(少ない)時代になっている。

だから独身者は多く、30歳を過ぎても親の家で一緒に住んでいる人が増えた。

親と一緒に住んでいれば家賃は掛からず、食事もちゃんと用意してくれる。

楽チンな上、自分で稼いだお金は自分のために使えるのだ。



「今どきの若者は・・・」 と若い頃によく言われ、

今は今の若い人たちに同じことを言うが、

価値観の相違は彼らのせいではない。

世の中、社会情勢、生活環境がそうさせているのだ。

だが自立心と向上心だけはいつの時代でも持っていてもらいたいし、

自己チューにならず、人との協調性は失って欲しくない。



社会情勢や生活環境は日々刻々と変化していく。

物は乏しいが人との結びつきが太く、広い環境の中で生きていくのが良いか?

物は豊富、便利で快適な生活環境下な反面、人との結びつきが希薄な環境の中で生きていくのが良いか?

それぞれの時代でメリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えないが、

人として生まれたのだから

私は人との関わり合いの濃い生き方をしたい!https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/p-man99/20010101/20010101000440.gif