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「jin~仁」 完結編

昨日、TVドラマ「jin~仁」の完結編最終回が放送された。

2009年に前作が放送され、そのときも毎回楽しみに見ていたが、

前作の最後が中途半端で終わってしまい、ちょっとガッカリしていたところ

その続編が今回放送された。



原作は、シリーズ累計680万部を超えた同名タイトル漫画。

天才外科医として現代を生きてきた主人公

南方 仁(みなかたじん、大沢たかお)が

幕末の江戸時代へタイムスリップし、

医療器具もままならない時代のなかで“命”の尊さと向き合って行く物語。

医術を通して幕末の英雄・坂本龍馬内野聖陽)や

勝海舟小日向文世)らと出会い、

自身も激動の歴史の渦に飲み込まれながらも

戦い続ける南方仁の姿に引き込まれていく。


タイムスリップした江戸時代に人を助けることで

歴史を変えてしまうのではないかと悩みながらも

「命」 「生きる」ということにひた向きに向き合う医師として、

人としてあるべき姿を訴えている。

医療は、立場や権力に関係なく、人の命を助けるものということが根底にあり、

政も民のためにあると現代人に忠告しているように思えた。


坂本龍馬のキャラクターが軽く、イメージにそぐわないと感じ、

原作が漫画だから仕方が無いのかと思いながら見ていたが、

最後には、あのキャラがドラマを上手く引き立たせていたと思い直させられた。


完結編の今回、どのように終わるのか注目していたが、

最後の最後に、

江戸時代で一緒に仕事をしていた橘 咲(たちばな さき、綾瀬はるか)が

残していた手紙で見事に話をまとめていた。

タイムスリップ物にありがちな時間のズレが曖昧になることもなく、

初めから最後まで話が一貫していたのが良かった。



最近、面白いドラマがなかっただけに

懸命に生きる事の大切さ、人が人を想う気持ちの美しさ、人の笑顔を

訴える印象に残るドラマだった。

時間を置いて、DVDでまた第一話から見てみたい。