久しぶりに本を読んでいる。
老眼になってから本を読む気になれず、すっかりご無沙汰していたが、
TVで紹介された本が面白そうなので買ってみた。
ファンタジーストーリーで、この類の本は今まで読んだことがなかったが、
大人のためのファンタジーと紹介されていて、
読んだ人がみんな面白かったと言っていたので
一冊目の「精霊の守り人」を読んでみた。
人名や地名など固有名詞が聞いたこともないようなものばかりで
すんなりと頭の中に入ってこず、
初めのうちは前に遡って確認しなければならないことがたびたびあったが、
読み進めていくうちにどんどん話しに引き込まれていった。
主人公はバルサという30歳過ぎの女性だが、武術に長けていて用心棒で稼いでいる。
バルサの周りでいろいろなことが起こるが、
その起こる出来事がファンタジーそのもので
バルサとその周りにいる人たちが解決していく。
ただ単純に用心棒が悪者をやっつけて解決するというのではなく、
解決に至るまでの人と人との関わり、温かさが伝わってくる。
大人のためのファンタジーと聞いていたが、
これは子供から大人まで楽しめる和製ハリーポッターのようだ。
一話ごとに話は完結するが、関連する人物は再登場する。
今、四話め「神の守り人」の下巻を読んでいるが、
いずれの話もよくこんな話を思いつき、本にするものだと著者に感心するばかりだ。
CG技術が進んだ今、このシリーズを映画化したら絶対に面白いと思う。
行き帰りの電車の中でくらいしか読まないので、なかなか進まないが、
またいろんな本を読んでみたいと思うようになってきた。