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原発問題について

原発再稼働をめぐって、4月14日に福井地裁で、

関西電力に運転を停止している高浜原発3、4号機の

再稼働を差し止める仮処分を決定。

一方、九州電力川内原発1、2号機の再稼働をめぐっては、

鹿児島地裁が4月22日、運転差し止めを求めた住民の仮処分の申し立てを却下。

2つの原発をめぐり、異なる司法判断が下されている。


原発問題については、それぞれの立場で考えが違い、賛成、反対がある。

原発を再稼働させなければ火力発電に頼ることになり、

天然ガス輸入量が増え、電気料金を上げざるを得ず、経済に影響が出ることになる。

反対意見としては、福島第一原発事故が示すように、

ひとたび事故が起きれば、その影響は広範囲に広がり、多くの人の生活が失われ、

事故収束までには確実に数十年の年月を要する。

というようなものが代表的な意見だ。



歌手でタレントの武田鉄矢は、

原発事故が取り返しのつかないことになってしまうのは国民全員が十分知っているか ら、『原発を止める』ことが正しい答え」

としながらも、経済的な事情などもあって、現実的には

「(再稼働の中止は)そう簡単にはいかない」と話した。

そして

「たとえば、私どもはテレビ局で仕事しておりますけど、テレビ局にやっぱり電力を消 費しないために1日6時間、放送をやめるとかっていう覚悟が各局にあるかとか、  そういうことまでも込みで考えて『原発再稼働を認めず』というような決心をすべ  き」

と指摘した。

同感である。


福島の原発事故が起きたときに、

「電力不足になるから節電しましょう」

ということで日本全国節電ムードで溢れた。

関東では、輪番停電という言葉も出て、地域ごとに交代で意図的に停電させ、

より一層の節電をすることにもなった。

そのときに放送局も交代で放送しない時間帯を設け、

輪番放送すれば良いと私はブログに書いた。



テレビはいつの間にか24時間放送になっている。

消費電力の高い放送局が各局交代で深夜や午後の時間帯に放送をしないようにすれば

放送局の消費電力削減のみならず、

視聴者サイドもテレビを見ない時間帯が今よりも確実に増え、

節電に繋がるはずである。


こういうことをいうと批判する意見もあるだろうが、

民放番組では、取るに足らない番組が多いと感じている。

そういう番組を少なくすることも含めて、

各局が話し合って輪番放送を実施してもらいたい。


すべての放送局が一斉に放送を止めるわけではなく、

各局が交代で数時間放送しないだけだから、どこかの放送局は必ず放送はしている。

ある時間帯のテレビ放送が部分的になくなったからといって、

困る人は少ないのではないか?

電車の運行を間引いたり、駅のエスカレーターを止めたり、

スーパーの営業時間を短縮するよりも生活への影響は少ないと思う。

原発事故当時、この件に関してインターネットには多くの声が賛否両論寄せられたが、

テレビ局は冷ややかで、とくに検討もしなかった。

将来の日本の安全なエネルギー政策のために、テレビ局側は真剣に考えてもらいたい。




原発が、ひとたび事故を起こせば、土地や海が汚染され、

地元住民の生活は崩壊してしまいます。

さらに事故処理には莫大なお金と年月が掛かり、危険が伴います。

燃料棒の最終的な処理方法も決まっていないのが現状です。

そんな原発が、どうしてクリーンで経済的、安全な発電方法といえるのだろうか。

福島原発の事故処理にまだ目途が立っていないのが現実であり、

現在運転休止している原発を最終的に解体処分するのには、

今から動いても数十年かかるでしょう。

「このまま原発を再稼働させなければ、火力発電の燃料費が嵩み、
 電気料金の更なる値上がりに繋がり、経済にも生活にも支障をきたす」

という脅し文句は、

目先のことに囚われているだけで、将来の日本の安全、安心を見つめていません。



放送局のみならず、夜間に煌々と点灯されているネオンなど

節電というよりも無駄に電気を消費しないという観点に立てば、

必然的に大幅な節電となるから、原発なしでもやっていけるはずです。

消費電力が少なくなれば、燃料の輸入量も少なくなり、

電気料金の値上がりは抑えられます。

原発なしで節電している間に再生可能エネルギーによる発電比率を高め、

安心、安全な日本にすることを考えるべきでしょう。