早いもので今年も残り一ヶ月となってしまった。
今年は夏の暑さが強烈だったせいで涼しくなってからがあっという間だった気がする。
個人的には去年のような大きな出来事が無かったことで
一年を通じて淡々と過ぎたように思う。
最近は年末らしい慌しさもなく、なんとなく正月を迎えるようになってしまった。
師も走る慌しい時期だから12月を 師走 というのだが、
年々、年末らしさ、正月らしさが薄れ、
きっと師もいつもと変わらぬ日々を過ごしていることだろう。
正月らしさが薄れてしまったから年末らしさも薄れてしまったと思っている。
昔の正月の街はシーンと静まり返り、開いている所といえばパチンコ屋と映画館くらいだった。
それが今では普段とまったくといって良いほど変わらぬ状態。
正月は店がみんな閉まっているからと年末のうちに日持ちする煮物などを作っておいたり、
毎日毎日料理を作らなければならない母親の手を休める為のおせち料理があったのに
新年を着物や新しい洋服で迎えたいからと暮れのうちに新調する人も多かった。
だから年末の店はどこも一年の中で一番の稼ぎ時で街中が活気に満ちていた。
正月三ヶ日くらいはデパートなど小売店は閉めていても良いのではないか!?
コンビニくらいが開いていれば単身者も困らないだろう。
正月は大事にしたい日本の文化のひとつでもあるのだから
日本の正月らしさを取り戻して欲しい。
小売店の正月の売上は大きいだろうけど3日間後ろへずらしても良いじゃないか!
というより三ヶ日を一斉に休むとなれば 年末商戦が活気づき穴埋めは充分できるはずだし
初売りも初売りらしく賑やかになると思う。
年末らしい活気ある街の雰囲気と静かな日本の正月をまた味わいたい。